保険不要論を鵜呑みにしてはいけない 保険で損をしないための4つのポイント

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「生命保険や自動車保険は無駄だから解約した方が良い」

インターネットや書籍でお金の情報を探しているとこんなことを耳にする事があります。

この話を聞いて「お金の無駄なんだ」と思って慌てて加入している保険の解約を急ぐ人も中にはいるでしょう。ですが、それは最もやってはいけないことです。

そう言われると「なんで?お得になるんじゃないの」と疑問に思う人もいるかもしれません。

その理由は保険が必要なのかどうかは個人によるもので、同じ枠組みで考えてどちらが正解というものではないからです。

もっとわかりやすく言えば人に促されるままに保険に加入してしまうことも、反対に「保険は不要だ」との声に惑わされてしまうのも同じように間違っているという事です。

どっちも間違ってるよなんて言っていると「本当の正解を教えてよ」という声が聞こえてくるような気がします。

そこでこの記事では「保険が必要なのか、それとも不要なのか」の議論に対して「これが自分なりの答えだ」と決められるように深掘りしていきます。

そもそも保険とは何なのか

まずは保険ってどんなものなのか知らなければ「必要か、不要か」の答えを出すことはできません。

なので一番最初に「あなたはどんな保険に加入していますか?」という質問を投げかけてみようと思います。

その問題に対して多くの人は任意加入の保険の名の付くもの。例えば生命保険か自動車保険や火災保険などの損害保険をあげることかと思います。

そのほかにサラリーマンなら労働災害保険(労災)や組合健康保険、厚生年金などの社会保険を答える人もいるかもしれません。

任意保険にも社会保険にも共通しているのが「もしものために備えていくもの」だという事です。

使わないかもしれないけど、もしもの事態が起きてしまったら大変だから先に準備をしておこうよというのが保険のあり方なのです。何かあった時に対処するための転ばぬ先の杖だと言った方がわかりやすいかもしれません。

その何かがあった時に現金など保険以外の形で備えておけるならば、わざわざ保険に加入する必要はありません。

その何かが起きる可能性が低いのならば保険を使わない可能性が高いので、やっぱり保険は要りません。

「保険不要論」が叫ばれるのは主に上記の2つの原則があるからです。先に備えておけるならば保険は要らないよっていうのが主張の意図だということです。

保険で損をしないための4つのポイント

生命保険が必要かどうかは人による

「保険が要らない理由」を頭の片隅に置いて考えてみると、反対に「保険が必要な理由」もわかってくると思います。

例えば不吉ですが、あなたが交通事故や病気で急に亡くなってしまったとしましょう。

葬儀関連費用で約500万円程度の金額が必要になってきますし、一家の大黒柱が亡くなってしまったら生計を維持できなくなってしまうかもしれません。

死亡は極端ですが怪我や病気などで働けなくなってしまう可能性なら充分にあり得ます。

その人が独身か結婚しているのか。

結婚しているのならば子供は居るのかどうか。

結婚していて子供もいるのならば、その子供の年齢は何歳ぐらいなのか。

など、そんな違いで人にとってのリスク許容度、つまり万が一の時にどのぐらいの金額を備えておくべきなのかは全然変わってくるからです。

話は戻りますが、結婚して奥さんや子供が幼いのに旦那さんが亡くなってしまい、働きに行きたくても目が離せないといったリスクに備えるならば生命保険や死亡保険に加入した方が万全です。

日本の社会保険制度は優秀

生命保険が万が一の備えに必要な場合もある話はしましたが、それでも「生命保険は不要だ」なんて言われてしまうのには理由があります。

それは日本が国民皆保険と言われるぐら制度が充実した国で、国民の誰もが入っているはずの国民保険や社会保険といった公的制度が優秀だからです。

例えば病気で長期間に渡って入院しなくてはいけなくなって、医療費が何百万円にもなってしまった場合には「高額療養費制度」があります。

医療費の自己負担額は3割と言われていますが、年齢や所得によって払わなくてはいけない上限金額が決められています。もし上限を超える負担になってしまった場合には国に申請すれば払い戻しを受けることができます。

「高額医療費制度」を利用しても一度は病院に払わなくてはいけなかったりもするのですが、事前に発行してもらった「限度額適用認定証」を医療機関に提出すれば最初の支払い金額も免除されるといった制度もあります。

それ以外でも仕事中や行き帰りに怪我をしてしまった時には労災を使えば治療費の負担がなくなるかも知れません。

そうした制度を知っておけば、生命保険や傷害保険に加入しなくても対処が可能な場合があるために保険不要論が叫ばれているのです。

任意加入の自動車保険は必要なのか

自動車保険もリスクに遭遇してしまう可能性と損失額を考える必要があります。

もし曲がりきれずに自分の車をぶつけてサイドミラーやライトを壊してしまった…、など自爆事故ならば自分の貯金を崩してしまった方が負担は少なくてすむ可能性が高いです。

なぜなら自動車保険には等級があり、保険を使用してしまうとランクが1〜2等級程度下がってしまうからです。

ぱっと見ですが保険を使えば自分の懐からお金を出さない分で徳をしたように思えてしまいます。ですが、保険を使ったことで来年度からの保険の支払額が増えて結果的に修理代よりも高くついてしまう…なんてことがあり得ます。

ならば自動車保険は要らないのかと言うとそんなことはありません。

通行人に重傷を負わせてしまった。最悪の場合、死亡事故なんて事になれば賠償金は多額になってしまいます。

自動車に乗らないから関係ないと思う人がいるかもしれませんが、最近では加入の義務化が進んでいる自転車事故も同様です。

莫大な賠償金が請求されてしまえば貯金ではまかないきれませんし、ケースによっては弁護士費用なども必要になってくるかもしれません。そうした時のことを考えると保険で備えておくことは必要になってきます。

保険が必要かどうかは素人判断しない

保険の一例について自分の考えを話しましたが、一般論としてのものであくまでも趣旨としては「本当に必要なのか不要なのかは人による」と考えています。

もし家計の見直しのために保険が適切なのか知りたいという人はファイナンシャル・プランナーなどといったお金の専門家に相談してみることをおすすめします。

ですが、同じファイナンシャル・プランナーでも相談料を惜しんでショッピングモールにあるような保険の総合代理店のようなところに無料相談しに行くのはおすすめしません。なぜなら彼らは相談を受けた流れで保険を売るのが仕事だからです。

大体が与えられた仕事のノルマを達成するために保険の契約をして欲しい人たちなので、相談したところで保険を要らないなんて言うわけがありません。それこそ要らない保険や特約を売りつけられてしまう可能性すらあります。

中には自分の利益を度外視して親身に相談に乗ってくれる人がいるかも知れませんが、運良く宝くじに当たったようなものじゃないでしょうか。

保険以外だと住宅ローンなどにも言えますが、相談しにいくときにその場所が何を売ってお金を稼いでいるのか…ということは一番最初に念頭に置いておくべきです。

お金を払ってでも企業に繋がっていない個人のファイナンシャルプランナーに相談するべきで、その方が親身になって相談に乗ってくれる人を見つけられる可能性は高いです。

もしくは時間に猶予があるのならば自分がファイナンシャルプランニングの知識を身につけるのも悪くありません。

FP1級試験は合格率と勉強難易度が高く、実務経験も必要なために本格的に勉強したいというのでなければオススメできません。しかし3級ならば独学でも学べますし、2級も独学で取れなくはありません。

FPが就職や転職の役に立つかと聞かれたら微妙なのですが、ファイナンシャルプランナーと簿記の知識はお金の共通言語ですし学んでおいて損はありません。

まとめ:結局の所、保険が必要かどうかの判断は難しい

この記事の内容をもう一度おさらいしてみましょう。

日本の保険制度は優秀なのでアレもこれもと保険をかけすぎる必要はありません。

ですが保険が必要か、そうじゃないかは千差万別な周辺事情によるので一概に「保険は不要だ」とか「保険は絶対に必要だ」なんて事は言えません。

それを知るには保険で備えているのがどんな頻度で起きる問題で普段はどれくらいなのか。

万が一の時に守らなければいけない人が何人ぐらいいて、いなくなっても対処できるのかを考えていきます。

そういうわけなので、インターネットで調べた内容を参考に「これが正解だ」と個人で決めつけるのは間違っています。

もし家計の見直しのために不要な保険を解約したいというのならば、先にFPなどの専門家に相談してみましょう。それも総合保険の店ではなく個人で事務所を開いているようなFPがオススメです。

備えなくてはいけないものにはキチンと備えて、備えなくてはいけないものがあれば解約する。この事を頭に置いて適切な保険を備えることで生活が楽になることだけは間違いがありません。

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